リバーシ攻略:AIの打ち筋を見極めて静かに上達する道

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夜明けの日本橋と荷を降ろす小舟の風景

スマートフォンの画面越しに AI と打つリバーシの攻略は、相手の強さを上げるほど手ごたえが変わります。同じルールで打っているのに、ある段では楽に勝て、次の段では急に勝てなくなる。その差の多くは、相手の打ち方の癖から生まれています。

この記事では、段ごとに「相手はこう打ってくる、だからこちらはこう打つ」という形で、AI の癖の読み方と、それに合わせて自分の打ち方を変えるこつをまとめます。癖が分かれば、負けた理由も見えやすくなります。段ごとの癖は、相手を選ぶ画面に出ている説明に沿って紹介します。

見習と腕利きは隅への向き合い方が違う

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図1 候補の一つとして中央寄りに打てる c5 の局面
図1の局面を文字で見る

黒の石(3):e4 e5 f5

白の石(3):d4 d5 d6

手番:黒

候補の手:c3 c4 c5 c6

注目のマス:c5

盤面(1 段目から):......../......../......../...WB.../...WBB../...W..../......../........

盤面図の局面で、黒の打てる場所は、図で点を付けた c3〜c6 と、その下の c7 の 5 か所あり、c5 はその候補の一つです。序盤は、どの候補が正解かを急いで決めるより、相手の段に合わせて方針を決めるほうが勝ちにつながります。

見習の段の相手は、隅の値打ちをまだ知りません。こちらは隅を取れる場面を見逃さないことを第一にし、取った隅から辺へ石を広げて、裏返らない石を増やす練習をするのに向いた相手です。

腕利きの段になると、相手は自分から隅を狙い、端に石を置きすぎなくなります。そのうえ、こちらのうっかりには付け込んできます。隅を取れる場面は見習のときより少なくなるので、今度はこちらが隅の斜め隣(b2・g2・b7・g7)へ打たないことを徹底します。打つ前に「この手で相手に隅の置き場ができないか」を一度確かめるだけで、取りこぼしが大きく減ります。

畳の上に置かれた行灯と扇子、白と黒の平らな円形の駒。
アプリの対局画面の盤。黒と白の石が並び、置ける場所に点が表示されている。

アプリで遊ぶ

置ける場所に小さな点が出るので、ルールを覚えながら最初の一局から打てます。

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名人は置ける場所の数で迫ってくる

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図2 白の打てる場所を少なく抑える手の一つ c4
図2の局面を文字で見る

黒の石(4):c3 e4 e5 f5

白の石(4):d3 d4 d5 d6

手番:黒

候補の手:c4 e3

注目のマス:c4

盤面(1 段目から):......../......../..BW..../...WB.../...WBB../...W..../......../........

この局面で黒が c4 へ打つと、次に白が打てる場所は 6 か所です。c2 や c6 へ打っても同じ 6 か所なので、c4 だけが正解というわけではありません。一方、図で点を付けた e3 へ打つと、白の置き場は 7 か所に増えます。実際の対局では次は白の番ですが、c4 のあとに仮に黒がもう 1 回続けて打てるとしたら、打てる場所は 9 か所あります。相手の置き場を抑えつつ、自分の置き場も残しやすい手の一つです。

名人の段の相手は、互いに置ける場所の数を数えて打ってきます。こちらが序盤に石を取りすぎると、相手の置き場が増えて苦しくなるのは、この段から強く表れます。対し方は、こちらも同じ物差しで手を選ぶことです。候補を 2 つか 3 つに絞り、それぞれ打ったあとに「相手の置ける場所」と「自分の置ける場所」を数えて比べます。毎手でなくても、迷ったときに数える習慣があれば、名人の圧力に押し負けにくくなります。

江戸一と天下無双には中盤で差を付ける

提灯が並ぶ昼の芝居町を行き交う人々の後ろ姿

江戸一の段の相手は、終盤を読み切ります。終盤に入ってから逆転を狙う作戦は、まず通じません。逆に、中盤で差を付けておかないと、こちらが少し優勢でも最後に逆転されます。対し方は、勝負どころを中盤に移すことです。隅や辺の安定した石を中盤のうちに確保し、終盤に入る前に石の数と置き場の両方でリードを作っておきます。

天下無双の段の相手は、隙がありません。隅も辺も渡さないつもりで打つ必要があります。この段では、一局ごとに勝ち負けを数えるより、どこで隅や辺を渡したかを振り返ることが上達の近道です。負けた局の分かれ目を一つずつ確かめ、同じ形で渡さないようにしていけば、少しずつ勝ちが近づきます。強い相手ほど一手の差が大きく響くので、序盤の数手はいつも同じ形で打ち、違いが出た手だけを見直すようにすると、振り返りの手間も小さくなります。

段に合わせて打ち方を変える

まとめると、見習には隅を取る練習、腕利きには隅の斜め隣を避ける守り、名人には置ける場所を数える習慣、江戸一には中盤での先行、天下無双には隅と辺を渡さない慎重さ、という順に、自分の打ち方を一段ずつ上げていくのが近道です。『江戸返し』の五段の相手は、この順番で練習するのにちょうどよい並びになっています。

相手の段の選び方と、置き場を狭める基本の打ち方は、リバーシの難易度と相手の選び方で紹介しています。

よくある質問

リバーシの AI に勝てないときは、まず何を見直せばよいですか?

相手の段の癖を一つ決めて、それに対する打ち方を一つだけ試すことです。腕利きなら隅の斜め隣へ打たない、名人なら迷ったときに置ける場所を数える、というように絞ると、変化が分かりやすくなります。

見習の相手に勝てるようになったら、次は何を練習すればよいですか?

相手が隅を渡してくれない前提で打つ練習です。腕利きの段は自分から隅を狙ってくるので、隅の斜め隣のマスを避ける守りを身につけると、勝ち負けが安定します。

終盤で逆転されることが多いのはなぜですか?

終盤を読み切る相手には、終盤に入った時点の差がそのまま結果になりやすいからです。中盤のうちに隅や辺の安定した石を確保し、リードを作っておくことが大切です。

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江戸の名所を巡り、五十人の打ち手と盤を挟むリバーシのアプリ『江戸返し』。AI は端末の中で考えるので、電波の届かない場所でも最後まで打てます。

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